犬猫ワクチン抗体価測定について(ワクチン接種するべきかを判断する方法です)
2020.09.25
みなさんはわんちゃん・ねこちゃんに定期的な予防接種を接種していますか?
予防接種は感染症から大切なペットを守るために必要なものです。特別な理由がない限りは、当院では年1回の接種をおすすめしています。
ところが、中には予防接種を接種したほうがよいか迷ってしまうケースがあります。例えば、持病や高齢なため予防接種を控えたいケースです。
毎年、予防接種後に元気がなくなってしまうとか、過去にワクチンに対してアレルギー反応を出してしまったことがある、ステロイドなどを服用している、食物アレルギーがあり牛に対するアレルギーがあるケースなどがこれに当たるかと思います。
こんな時に活用できる検査があります。それが、ワクチン抗体価測定の検査です。
当院では、コアワクチン(全ての犬猫に対して接種することを推奨しているワクチン)に対する免疫をモニターするための血清学的検査を実施しております。
少量の採血で、抗体価を測定できますので、結果のご報告までは数日いただきますが、わんちゃん・ねこちゃんの負担は最低限です。
ワクチン抗体価の結果で、ワクチン接種をしたほうが良い状態か、十分な防御能力がありワクチンの接種を見送ることができる状態かどうかを判断することができます。
健康診断と組み合わせて実施することも可能です。ワクチン接種を迷ってらっしゃる方はお気軽にぜひご相談くださいね。